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まち・ひと・茅ヶ崎の煌き

林 主税(はやしちから)

日本の真空産業を築いた「真空の父」

林主税
1922(大正11年)
~2010(平成22年)

東京生まれ。父親の都合で小、中、高等学校は台湾。1942(昭和17年)東京大学理学部物理学科入学。1944(昭和19年)年海軍士官として愛知県の豊川海軍工廠に赴く。戦後、大手光学メーカーに就職したが、1日で辞めた。「夕食後、同じ寮の社員が愚痴や雑談ばかりで、こんな連中と一生付き合っていくのでは生き残った意味がない。死んだ仲間に申し訳ない」。そして、1945(昭和20年)年東京大学理学部物理学科研究員。その研究生活を送っていたとき、東芝の井街仁(のちにアルバック第二代社長)から「日本に真空技術を根付かせ、産業に貢献できる真空の会社を一緒に作ろう」と協力要請があった。その背景には、戦後の経済復興のためには、真空技術の振興が不可欠であるという、リチャード・モース(真空技術の産業利用に革新的な成果を上げた米国マンハッタン計画「原爆製造計画」の推進者・アイゼンハワー大統領科学技術補佐官)のアドバイスがあった。そうした若き創始者の志に、松下幸之助(松下電器産業会長)、弘世現(日本生命社長)、山本為三郎(朝日麦酒社長)、大沢善夫(大沢商会社長)、藤山愛一郎(日本商工会議所会頭)ら6人の著名な財界人が出資、1952年8月日本真空技術株式会社(本社東京都港区)が設立された。林主税はのちの真空総合メーカー、株式会社アルバック(本社茅ヶ崎市)第三代社長として(社長在任は1971~1986年)、そして会長・顧問を歴任した。
また、1981(昭和56年)、新技術開発事業団(科学技術振興機構=JST=の前身)が始めた「超微粒子プロジェクト」の総括責任者を務めた。

中国政府と林先生
「神舟」という中国のロケット開発に多大な貢献をし、打ち上げ成功記念に作られた「神舟」のミニチュアモデルが中国政府から送られた。宇宙飛行士展示コーナー「汐見台なぎさギャラリー」に展示。中国では「真空の父」と呼ばれている。

「ハイテクメイト湘南」の初代会長(1987~1991)
異文化、異業種の交流を通じて自らのビジネスに新たなる創造性を培う、を目的とした異業種交流グループを発足させ、地元企業の活性化に貢献。

日本宇宙少年団茅ヶ崎分団初代団長(1996~1998)
社団法人経済団体連合会評議員、科学技術庁参与、応用物理学会功労会員
中国真空学会栄誉会員、中華人民共和国吉林大学客員教授
科学技術庁長官賞、紫綬褒章、毎日経済人賞、日本金属学会浅田賞、アメリカ真空学会功績賞、インド真空学会記念賞

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